2011.4 料理通信 カフェ、進化してます。 | 芦屋【TORREFAZIONE RIO】

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料理通信 2011.4月号 カフェ、進化してます。

兵庫・芦屋 バール&トレファツィオーネ リオ
JR芦屋駅の程近くにある「バールリオ」はバリスタ・八木俊匡さんが05年にオープンさせた店。
店より徒歩数分の地に新たに焙煎工房を構え、「トレファツィオーネ リオ」として09年12月にオープンした。
イタリアへ行き、焙煎機はペトロンチーニ社でフルカスタマイズ。熱風式で小型だが、大きいサイズのものと同じ火力調整ができるようにした。生豆は京都の「カフェタイム」など10軒のメンバーのC-COOPで共同購入。産地や農園を訪ねて直輸入するスペシャルティコーヒーで、自身も買い付けにも携わっている。
八木さんが目指すのは「家ではフレンチプレスで、店ではバリスタがマシンで抽出するエスプレッソを楽しんでもらうのが理想です」。
関西では自家焙煎する店の多くがドリプで提供する。だが、エスプレッソのおいしさを伝えるバールが増えれば、焙煎にチャレンジする店も増え、ファンも多くなっていくはず。八木さんに続くバリスタが、次々出てくることを期待したい。
料理通信2011.4月号より抜粋